～３～４歳からはじめる矯正治療～
乳歯列期に反対咬合（受け口）と診断された、お子様に使用される矯正装置です。
1．口の中の筋肉や舌の、力のバランスを整える
2．異常な舌の位置を正す
3．反対咬合（受け口）の改善
を目的に使用します。
従来、乳歯列の早い時期（3～4歳時）には、積極的な治療は一般的ではありませんでした。約１０％程度の幼児が、永久歯にかわるとき、自然に治ることがあるからです。
しかし、約９０％の幼児は、そのまま永久歯も反対咬合になってしまいます。
ムーシールドの使用により、早期から矯正治療を開始し、不正な歯並びのできにくいお口を作ります。
◇利点◇
・３～４歳くらいの早い時期から、治療が始められます。
・就寝時のみ、約１年間の使用で、約９割のお子様に改善が期待されます。
◇欠点◇
・本人が積極的に使用しないと、効果は望めません。
・使用して最初は嫌がる場合があるので、お口の中に入れる訓練が必要です。
初日は数十秒、次の日はその倍入れていられるように・・・と、徐々に慣れさせていきましょう。
・永久歯が生えた後、新たに矯正治療が必要になる場合もあります。
その場合でも、反対咬合の原因の一つ「舌の位置の異常」を改善するので、無駄にはなりません。
◇治療にかかる時間について◇
個人差がありますが、約１年間を目安とします。
治療の終了後は、噛み合わせの調整や後戻りのチェックなど、定期的にメンテナンスを受けることが、とても大切です。
◆乳歯期の基本価格◆（税別）
★月１回の定期観察料を含む 65,000円
★紛失時・永久歯が生えてきた時のサイズ交換 20,000円